suppernetting
スーパーネッティング(スーパーネット化)とは、連続するIPアドレスを持ついくつかのサブネットワークを集めて、より大きな単位のネットワークにまとめること。
たとえば、今、以下のようなIPアドレスを持つ4つのクラスCのネットワークがあるとする。ネットマスクはそれぞれ255.255.255.0とする(つまり、ネットワークID部は24bit、ホストID部は8bit)。
192.168.128.0 (11000000 10101000 10000000 00000000)
192.168.129.0 (11000000 10101000 10000001 00000000)
192.168.130.0 (11000000 10101000 10000010 00000000)
192.168.131.0 (11000000 10101000 10000011 00000000)
subnet mask
255.255.255.0 (11111111 11111111 11111111 00000000)
↑
22
2進数表記を見ると分かるように、上位(左側)の22bitはすべて同じである。そこでこの4つのネットワークをまとめて、ネットワークID部を22bit、ホストID部を10bitと表すこともできる(ネットワークIDは192.168.128.0、ネットマスクは255.255.252.0)。
このように、連続するネットワークIDをまとめて1つのものとして扱うことをスーパーネット化するという。この例の場合では、スーパーネット化することにより、ルーティングテーブルに記述しなければならないエントリ情報を4つから1つに削減させることができる。一般的にはスーパーネット化は、地理的に近いネットワークへのルーティング情報をまとめるために使われる。
注記: スーパーネット上ではゲートウェイ自体がホストになるため、ゲートウェイがスーパーネッティング機能をサポートしていることが必要。
また、たとえスーパネット化していても、スーパネット化されているネットワークの各ホストのIPは、元のままとなる。以下に例を示す。
http://docs.hp.com/ja/B2355-90814/ch06s12.html